院長挨拶

常日頃、当院に対して格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。

 この度、7月1日付けで独立行政法人国立病院機構都城医療センター院長を拝命し、赴任いたしました。都城市と都城医療センターのため粉骨砕身、全力を尽す所存です。よろしくお願い申しあげます。

 都城医療センターは100年を超える歴史を有し、現在では県西南地区の中核的な医療施設として地域の皆様から厚い信頼をいただけていることを大変うれしく思います。私は当院の基本理念「高度で良質な医療を提供し、病む人が安心し、信頼できる病院を目指します」に則り、歴代院長の志を引き継いで地域に貢献できるように職員の先頭に立って努めてまいります。

 老朽化が目立った病院設備は平成20年に5階建て新病棟が稼働開始し、放射線治療棟、手術棟、薬剤部の改築を経て、昨年10月に新外来診療棟が完成しました。一連の新築改装を終えて、清潔で効率的な医療を提供できるインフラ環境が整いました。

 その素晴らしい環境に恥じない良質の医療を実践するための「魂を入れることが私の任務と思っています。地域の皆様に「この病院で診てもらって本当によかった」と振り返っていただけるような診療を引き続いて実践してまいります。

 激動の医療状況は決して楽観できるものではありませんが、以下のような方針で病院を運営してまいります。

 当院は高度急性期医療を担う病床数307床の基幹病院です。地域がん診療連携拠点病院に指定されており、地域のがん診療の中心的施設として5大がん(肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、肝臓がん)に加え、血液がん、婦人科がん、泌尿器がん、頭頸部がんなど様々ながん患者の診断・治療を地域の医療機関と連携して行います。消化器センターでは精度の高い上部・下部消化管の内視鏡診断と内視鏡的腫瘍切除術、消化器がんへの低侵襲腹腔鏡手術、難易度の高い進行食道がんに対しての化学療法と放射線治療、呼吸器部門では呼吸器内科と呼吸器外科が協力して肺がんへの腹腔鏡手術、化学療法および放射線治療を駆使した集学的治療、最新の超音波気管支鏡検査、泌尿器科では腹腔鏡下前立腺全摘術など高度な最先端がん診療を行ってまいります。

 また県より地域周産期二次中核病院、地域周産期母子医療センター、地域中核小児科センターを仰せつかっています。NICU6床,GCU 12床を有し、母体搬送からハイリスク分娩、新生児集中治療などの高度周産期医療を提供して県西地区のみならず近隣の広範囲地域の周産期医療を一手に引き受け、地域の小児二次医療機関としての役割も果たします。

 このような高度専門医療を中心に地域医療支援病院、救急告示病院、開放型病院として地域の第一線のかかりつけ医の皆様と連携しながら急性期医療を行ってまいります。

 歴史ある付属看護学校では引き続き優秀な看護師を育成してまいります。地域の医療従事者の皆様に対する生涯研修や小学生・中学生対象の医療体験ツアー(メデイカルキッズ)も引き続き行ってまいります。これらの活動を病院あげて取り組んでゆきたいと思います。

 昨年、病院名を都城病院から都城医療センターへ改名しました。激動の地域医療情勢の時期、私たちが何をすべきか、職員一同、前向きにそして元気に考え、行動し続けるように病院を運営してゆきたいと思っています。

 当院がこれから地域で果たすべき役割を全力で取り組んでまいります。ご期待ください。皆様の益々のご健勝を祈念いたしまして赴任の挨拶とさせていただきます。なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

平成28年7月  院長  冷牟田 浩司(ひやむた こうじ)



 

更新日:2016.07.28