院長挨拶

ごあいさつ

 常日頃より当院の診療、研修、教育、研究活動に深いご理解とご支援を賜り、心より感謝御礼申し上げます。

新年度4月に迎えた元気な新人職員と附属看護学校の新入学生のおかげで敷地内が一気に明るくなりました。そのひと月前の3月中旬、看護学校の卒業生が2本のソメイヨシノの苗木を卒業記念にと病院敷地内に植樹してくれました。か細い苗木でしたが、3月下旬には遠慮がちに小さな花を開かせてくれました。大きく育って、毎年美しい桜の花を咲かせ、入院患者の皆さんが「ようーし、元気になって家に帰るぞ!」と勇気付ける名物桜になるように願っています。

当院では病棟・外来の新築整備が平成28年夏に完成し、それまで必ずしも十分でなかった外来・入院診療環境、各種医療機能のインフラが一気に整備され、がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院、地域周産期医療センターとして県西部の急性期基幹病院の一つとして活動してまいりました。今後も引き続き、その職責を果たしてまいります。

5大がん、血液がん、婦人科がん、泌尿器がん、頭頸部・口腔がんなど様々ながん患者の皆様に、手術療法、化学療法、放射線療法、緩和ケアや生活支援など、質の高い包括的ながん診療を提供してまいります。

さらに地域周産期二次中核病院、地域周産期母子医療センターとして、県西地区および周辺地域の高度周産期医療の砦としての責務も守ってまいります。都城市ではかかりつけ産科医と二次医療施設間で胎児心拍陣痛図(CTG)の遠隔ネットワークシステムが早くから導入されており、迅速な高度周産期救急医療に大いに貢献しています。そのCTGシステムは順次、宮崎県全県に整備が進んできており、当院は引き続き、「安心して子供を産める、育てることができる」町の中心施設として責務を果して参ります。

一方、2025年に向けて地域医療構想での各施設の役割分担が調整議論されています。その議論と地域医療データ分析から、当院では本年3月から急性期病棟の一部を回復期病棟へ変更しました。これまでの急性期の経験・人材を生かし、急性期治療が峠を越えた患者さんにできるだけ早く適切な回復期リハビリテーションを実施し、在宅への復帰を支援するためです。これによってがん患者や高度周産期医療の需要にもより一層迅速に取り組めることになりそうです。

また、地域医療支援病院、救急告示病院、開放型病院として連携施設の先生との協働診療や地域医療従事者の皆様の生涯研修の支援もさらに充実させてまいります。病診連携の夕べ、がん診療拠点病院研修会、感染管理研修会、医療安全研修会、病診連携の夕べ、歯科・医科病診連携の夕べ、緩和ケア研修・症例検討会、臨床倫理研修など様々な研修を行っています。お気軽にご参加ください。小学生・中学生のための医療体験ツアー(メディカルキッズ)も引き続き行ってまいります。

この激動の医療情勢の時、地域のために何をすべきか、我々が果たすべき役目を職員全員が前向きに考え、行動し続けたいと思います。今後ともよろしくご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

 

          平成30年6月  院長  冷牟田 浩司(ひやむた こうじ)



 

更新日:2018.06.28