年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	801	93	193	370	277	416	1291	1094	738	106

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060035xx99x60x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２６あり　定義副傷病なし	51	4.22	4.48	0	69.76
060010xx99x41x	食道の悪性腫瘍（頸部を含む。）　手術なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病あり	28	14.29	16.71	0	63.29
060035xx01000x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	27	18.74	15.92	11.11	73.92
060040xx99x60x	直腸肛門（直腸Ｓ状部から肛門）の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２６あり　定義副傷病なし	25	4.16	4.41	0	69.68
060020xx99x30x	胃の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２３あり　定義副傷病なし	21	10.57	6.88	14.29	70.95

平成28年度の外科の退院患者数は841名でした。外科の最も多い症例は、結腸癌に対する化学療法であり、診療報酬（DPC）では、使用する薬剤によりコードが違う場合がありますので、コード別の３番目に多い症例も結腸癌に対する化学療法入院となっています。
　当院では、食道がん・胃がん・大腸がんなどの消化器の悪性腫瘍を中心に診療しており、上位５位までもそれが占めております。

婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
12002xxx99x40x	子宮頸・体部の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし	198	4.18	5.12	0.51	60.38
120010xx99x40x	卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし	93	4.88	4.84	6.45	64.43
120010xx99x50x	卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２５あり　定義副傷病なし	57	5.16	4.92	0	55.60
120060xx01xxxx	子宮の良性腫瘍　子宮全摘術等	38	10.42	10.05	5.26	42.82
120070xx01xxxx	卵巣の良性腫瘍　卵巣部分切除術（腟式を含む。）　開腹によるもの等	34	9.5	10.36	5.88	52.79

　平成28年度の婦人科の退院患者数は748名でした。婦人科の最も多い症例は子宮頸・体部の悪性腫瘍に対する化学療法であり、診療報酬（DPC）では、使用する薬剤によりコードが違う場合がありますので、コード別の２番目、３番目に多い症例は卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍に対する化学療法入院となっています。症例数の多い4番目は子宮筋腫など子宮の良性腫瘍の開腹手術、5番目は良性卵巣腫瘍の開腹手術となっています。
　当院は良性腫瘍・悪性腫瘍の治療を、一次施設との共同診療、手術、化学療法、放射線療法を行っています。

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040090xxxxxx0x	急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）　定義副傷病なし	102	5.45	6.02	0.98	0.91
140010x199x00x	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上）　手術なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	94	11.03	6.18	0	0
0400801199x00x	肺炎等（1歳以上15歳未満）　手術なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	79	6.68	5.79	0	4.71
140010x299x0xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1500g以上2500g未満）　手術なし　手術・処置等２なし	57	16.16	11.55	1.75	0
040100xxxxx00x	喘息　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	42	5.6	6.42	0	3.60

　平成28年度の小児科の退院患者数は743名でした。
　当院は二次医療機関（後方支援機関）として開業小児科と病診連携をとりながら小児医療に従事しています。
　新生児疾患は279例の入院があり（新生児センター入院）、残りの症例は一般小児疾患（非新生児疾患）で、呼吸器疾患（喘息、急性気管支炎、肺炎、咽頭炎など）が約7割、消化器疾患（感染性胃腸炎など）が約2割弱を占めました。また、腎泌尿器疾患（急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、尿路感染症）、神経疾患（てんかん、髄膜炎、脳炎）、心臓疾患（先天性心疾患、急性心筋炎）、川崎病、アレルギー性紫斑病、低身長精査などが若干ありました。重症例に関しては、宮崎、鹿児島、熊本などの3次医療機関と連携し診療にあたっています。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110070xx0200xx	膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし	70	8.6	7.44	2.86	73.23
110080xx01x0xx	前立腺の悪性腫瘍　前立腺悪性腫瘍手術等　手術・処置等２なし	57	14.98	13.39	1.75	69.77
110200xx02xxxx	前立腺肥大症等　経尿道的前立腺手術	46	10.96	9.98	0	71.85
120090xx97xxxx	生殖器脱出症　手術あり	43	12.07	9.44	0	69.70
11012xxx020x0x	上部尿路疾患　経尿道的尿路結石除去術等　手術・処置等１なし　定義副傷病なし	31	8.1	5.83	0	69.65

　平成28年度の泌尿器科の退院患者数は768名でした。泌尿器科の多い症例上位３位までは昨年度と同じで最も多い症例は膀胱腫瘍に対する内視鏡下の膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）であり、２番目に多い症例は前立腺の悪性腫瘍に対する前立腺悪性腫瘍手術、３番目に多い症例は前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺手術です。
　その他、尿管結石手術（TUL,PNL）、小児泌尿器科手術、経尿道的手術（TUR-P）、内シャント造設術など様々な手術を行っています。

耳鼻咽喉科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
030230xxxxxxxx	扁桃、アデノイドの慢性疾患	59	8.44	8.12	22.76
030350xxxxxxxx	慢性副鼻腔炎	35	6.34	7.47	49.20
030240xx99xxxx	扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎　手術なし	30	5.97	5.5	45.17
030440xx01xxxx	慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫　鼓室形成手術	26	9.31	9.36	41.46
030150xx97xxxx	耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍　手術あり	26	7.77	7.75	57.65

　平成28年度の耳鼻いんこう科の退院患者数は353名でした。耳鼻いんこう科の最も多い症例は若年層に対する扁桃、アデノイドの慢性疾患に対する手術で、２番目に多い症例は慢性副鼻腔炎に対する手術、３番目に多い症例は扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎に対する抗生剤点滴入院、４番目に多い症例は慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫に対する鼓室形成手術、５番目に多い症例は耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍に対する耳下腺腫瘍摘出術です。なお、退院後は当院の外来でフォローを行うため、他の医療機関に紹介することはあまりありません。

呼吸器外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040xx99040x	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし	58	13.62	12.35	0	68.43
040040xx9910xx	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１あり　手術・処置等２なし	48	3.17	3.68	0	71.22
040040xx97x0xx	肺の悪性腫瘍　手術あり　手術・処置等２なし	43	14.58	12.73	2.33	67.98
040200xx01x00x	気胸　肺切除術等　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	15	10.33	10.09	6.67	39.75
040040xx99000x	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	14	13.93	14.83	7.14	71.07

　平成28年度の呼吸器外科の退院患者数は335名でした。呼吸器外科の最も多い症例は肺の悪性腫瘍に対する化学療法入院、２番目に多い症例は肺の悪性腫瘍疑いの患者さんの気管支鏡検査入院、３番目に多い症例は肺の悪性腫瘍に対する手術入院です。（肺の悪性腫瘍疑いの患者さんが含まれています。）、４番目に多い症例は気胸に対する手術入院、５番目に多い症例は肺の悪性腫瘍の化学療法に起因する好中球減少による入院となっています。
　早期の肺の悪性腫瘍に対して、可及的に低侵襲の胸腔鏡下根治手術を行っており、手術療法だけでなく化学療法や放射線療法を併用し病期に応じた集学的治療を行っています。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800xx01xxxx	股関節大腿近位骨折　人工骨頭挿入術　肩、股等	50	29.42	27.63	80	83.62
160690xx99xx0x	胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）　手術なし　定義副傷病なし	19	23.95	20.57	15.79	82.53
160760xx97xx0x	前腕の骨折　手術あり　定義副傷病なし	13	3.38	5.49	0	41.31
160740xx97xx0x	肘関節周辺の骨折・脱臼　手術あり　定義副傷病なし	11	2.55	5.33	0	10.73
070230xx01xxxx	膝関節症（変形性を含む。）　人工関節再置換術等	11	26.09	26.26	9.09	79.18

　平成28年度の整形外科の退院患者数は314名でした。整形外科の最も多い症例は股関節大腿近位骨折に対する手術入院であり、２番目に多い症例は胸椎や腰椎の圧迫骨折に対するリハビリテーションでの入院、３番目に多い症例は橈骨や尺骨など前腕の骨折の手術入院、４番目に多い症例は上腕骨折など肘関節周辺の骨折・脱臼の手術入院、５番目に多い症例は膝関節症に対する人工関節置換術の手術入院となっています。
　当院では大腿骨近位部骨折の地域連携パスを活用しており、より効果的・効率的なリハビリテーションを提供することを目的に、リハビリテーション提供施設及び職種間の連携強化を図っています。
※労働災害保険、自賠責保険での入院は除外しています。

産科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
120200xx99xxxx	妊娠中の糖尿病　手術なし	187	6.27	6.05	0	32.34
120170xx99x0xx	早産、切迫早産　手術なし　手術・処置等２なし	38	28.87	20.79	36.84	28.21
120160xx99xxxx	妊娠高血圧症候群関連疾患　手術なし	10	5.6	7.49	10	35.5
120180xx99xxxx	胎児及び胎児付属物の異常　手術なし	10	8.3	6.86	10	32.1
120180xx02xxxx	胎児及び胎児付属物の異常　骨盤位娩出術等	-	-	8.49	-	-

　平成28年度の産科の退院患者数は290名でした。（入院中に分娩した患者さんは除外しています。）産科の最も多い症例は妊娠中の糖尿病に対する教育入院であり、２番目に多い症例は切迫早産の治療、３番目に多い症例は妊娠高血圧症候群の治療、４番目、５番名に多い症例は子宮頚管無力症や子宮内胎児発育不全などの胎児及び胎児付属物の異常となっています。
　当科は宮崎県西の地域周産期医療の二次中核病院のひとつとして、地域周産期母子医療センターの認可を受けています。インターネット回線を用いて一次施設と当院の間で胎児心拍数モニタリングの情報共有を行っています。宮崎大学附属病院（総合周産期母子医療センター）と協力して地域の一次施設との潤滑な医療連携を進めています。

内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
130060xx97x40x	骨髄異形成症候群　手術あり　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし	19	16.63	21.92	0	70.11
130030xx99x40x	非ホジキンリンパ腫　手術なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし	13	36.92	16.83	0	72.15
130040xx99x5xx	多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物　手術なし　手術・処置等２５あり	12	51.08	25.11	8.33	69.25
130060xx99x4xx	骨髄異形成症候群　手術なし　手術・処置等２４あり	10	19.6	10.82	0	77.6
130030xx97x3xx	非ホジキンリンパ腫　手術あり　手術・処置等２３あり	10	66.9	36.08	0	74

　平成28年度の内科の退院患者数は258名でした。診療報酬（DPC）では、使用する薬剤によりコードが違う場合がありますので、内科の最も多い症例と5番目に多い症例は骨髄異形成症候群に対する化学療法入院で、２番目と4番目に多い症例ともに非ホジキンリンパ腫に対する化学療法入院、３番目に多い症例は多発性骨髄腫に対する化学療法入院となっています。
　内科は血液疾患、肝臓疾患を主に診療しており、化学療法薬や分子標的治療薬の進歩があり、著しい治療成績の向上がありますが、完治が困難な疾患もいまだに多く、外来治療を含めた根気強い治療を行って、治療成績を上げる努力を行っています。

呼吸器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040xx9910xx	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１あり　手術・処置等２なし	55	3.67	3.68	5.45	73.85
040040xx99040x	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし	34	20.68	12.35	0	72.83
040040xx99000x	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	17	13.76	14.83	17.65	77.94
040040xx9909xx	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２９あり	14	17.79	10.76	7.14	68.57
040110xxxxx0xx	間質性肺炎　手術・処置等２なし	11	33.45	19.92	18.18	69.91

　平成28年度の呼吸器内科の退院患者数は239名でした。呼吸器内科の上位4症例は全て肺の悪性腫瘍に対する入院で、最も多い症例は原発性肺癌を中心とした腫瘍性疾患の診断入院です。診療報酬（DPC）では、使用する薬剤によりコードが違う場合がありますので、コード別の２番目、３番目、４番目に多い症例は肺の悪性腫瘍に対する化学療法入院となっています。他には肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患（COPD）、肺抗酸菌症を中心とした肺感染症、気管支喘息、間質性肺疾患などの内科疾患全般の診断と治療を行っています。

消化器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060300xx97100x	肝硬変（胆汁性肝硬変を含む。）　その他の手術あり　手術・処置等１あり　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	20	17.9	14.28	0	63.35
060270xx99x0xx	劇症肝炎、急性肝不全、急性肝炎　手術なし　手術・処置等２なし	12	18.33	13.02	0	48.17
060140xx97x00x	胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄（穿孔を伴わないもの）　その他の手術あり　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	11	12.09	10.93	18.18	74.09
060280xxxxxxxx	アルコール性肝障害	-	-	16.16	-	-
060050xx0300xx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法（一連として）等　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし	-	-	8.7	-	-

　平成28年度の消化器内科の退院患者数は273名でした。消化器内科の最も多い症例は食道静脈瘤に対する内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術や食道・胃静脈瘤硬化療法（内視鏡）であり、２番目に多い症例は急性肝障害や急性肝炎に対する、３番目に多い症例は胃の良性腫瘍に対する内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術入院となっています。
　消化器内科は平成27年5月より開設し、内科とは独立した形で、肝臓疾患・消化器疾患を中心に診療をしています。
※短期滞在手術等基本料を算定した患者さんを除外しています。（大腸ポリープに対する内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術入院）

放射線科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060050xx97x0xx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　その他の手術あり　手術・処置等２なし	47	12.09	11.74	0	77.40
110080xx9902xx	前立腺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２２あり	-	-	26.25	-	-
070040xx99x2xx	骨の悪性腫瘍（脊椎を除く。）　手術なし　手術・処置等２２あり	-	-	24.03	-	-
040040xx99000x	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	-	-	14.83	-	-
040040xx9902xx	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２２あり	-	-	24.87	-	-

　平成28年度の放射線科の退院患者数は124名でした。放射線科の最も多い症例は肝細胞癌に対する選択的動脈化学塞栓術であり、２番目に多い症例は前立腺の悪性腫瘍に対する放射線治療、３番目に多い症例は前立腺の悪性腫瘍、４番目、５番目に多い症例は肺の悪性腫瘍に対する放射線治療となっています。
　放射線科では、血管撮影装置やCTなどで観察しながら体内に挿入されたカテーテルなどを病変部まで進め腫瘍や血管性病変の治療を行うIVR（Interventional Radiology)や放射線治療を主に行っています。
※患者数が10未満の場合は、「ハイフン」で表記しています。

リウマチ科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
070470xx99x6xx	関節リウマチ　手術なし　手術・処置等２６あり	27	2.04	2.8	0	73.63
070470xx99x4xx	関節リウマチ　手術なし　手術・処置等２４あり	-	-	13.35	-	-
-	-	-	-	-	-	-
-	-	-	-	-	-	-
-	-	-	-	-	-	-

　平成28年度のリウマチ科の退院患者数は93名でした。リウマチ科の上位5症例は全て関節リウマチに対する化学療法入院です。診療報酬（DPC）では、使用する薬剤によりコードが違う場合がありますので、コード別の上位３つとも関節リウマチに対する化学療法入院となっています。
　リウマチ科は、整形外科と連携しながらリウマチ患者の変形関節に対する人工関節置換術や、関節固定などを行っています。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	20	-	-	27	-	13	1	7
大腸癌	21	27	39	76	-	57	1	7
乳癌	-	17	-	-		10	1	7,6
肺癌	40	46	69	123	-	26	1	7,6
肝癌	25	-	-	-	-	39	1	7,6

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	-	-	-
中等症	19	25.89	75.89
重症	-	-	-
超重症	-	-	-
不明	-	-	-

ICD10	傷病名	発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
G45$	一過性脳虚血発作及び関連症候群	-	-	-	-	-
G46$	脳血管疾患における脳の血管(性)症候群	-	-	-	-	-
I63$	脳梗塞	-	-	-	-	-
I65$	脳実質外動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの	-	-	-	-	-
I66$	脳動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの	-	-	-	-	-
I675	もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症>	-	-	-	-	-
I679	脳血管疾患，詳細不明	-	-	-	-	-

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K8036イ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用のもの）等	70	1.71	6.07	2.86	*73.61
K843-2	腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術	59	1.75	12.49	1.69	69.93
K8411	経尿道的前立腺手術（電解質溶液利用のもの）等	52	2.6	9.33	1.92	72.31
K802-6	腹腔鏡下膀胱脱手術	41	1.73	9.51	0	69.49
K7811	経尿道的尿路結石除去術（レーザーによるもの）等	36	3.72	8.56	5.56	*69.72

　平成28年度の泌尿器科での手術件数は、昨年度と比較して増加しており、440症例、そのうち腹腔鏡手術は140例でした。
　泌尿器科では、３D腹腔鏡ビデオシステムの導入に伴い、腹腔鏡下前立腺全摘出術、腹腔鏡下膀胱全摘徐術、腹腔鏡下腎部分切除、腹腔鏡下膀胱脱手術を実施しています。他にも尿管結石手術（TUL,PNL）、小児泌尿器科手術、経尿道的手術（TUR-P、TUR-BT）、内シャント造設術など様々な手術を行っています。
　泌尿器科で１番多い手術は、膀胱癌に対して内視鏡下で行う膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）です。電解質溶液（生理食塩水）を使用することにより合併症の発症をが少なくなります。前立腺癌に対して腹腔鏡下前立腺全摘術を行っており、他にも腹腔鏡下で膀胱全摘術および膀胱脱手術など腹腔鏡での手術を実施しています。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6335	ヘルニア手術（鼠径ヘルニア）等	44	0.48	2.39	0	*34.93
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	39	0.95	4.67	0	59.26
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	38	1.16	4.89	0	66.37
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	29	3.79	13.93	10.34	*73.48
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	22	2.18	18.5	9.09	*75.68

　平成28年度の外科での手術件数は、361症例でした。
　外科で１番多い手術は昨年度同様、鼠径ヘルニア手術で、若年層から高齢者と幅広い年齢層の患者さんの手術を行っています。若年層の患者さんは入院当日に手術を施行しており、早期に退院できるように努めています。また胆石や胆嚢炎など良性疾患の手術、腹腔鏡下の胃がんや大腸・直腸がん手術を積極的に実施し、患者様の侵襲を軽くし、早期退院できるように努めています。他にも早期食道がん・胃がん・大腸がんに対して内視鏡的粘膜切除や粘膜剥離術を積極的に実施し、また総胆管結石の内視鏡的採石術などの内視鏡治療も実施し、さらに末期食道がんや閉塞性黄疸を呈している胆管がん・膵がんに対して胆管ステント留置なども幅広く実施しています。

耳鼻咽喉科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K3772	口蓋扁桃手術（摘出）等	59	0.98	6.54	23.1
K319	鼓室形成手術	28	1	7.43	41.79
K3932	喉頭腫瘍摘出術（直達鏡）等	24	1.04	1.58	65.08
K340-5	内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術）	24	1.04	4.75	51.71
K4571	耳下腺腫瘍摘出術（耳下腺浅葉摘出術）	13	1.31	6.85	60.46

　平成28年度の耳鼻いんこう科での手術件数は、290症例でした。
　耳鼻いんこう科の手術症例は口蓋扁桃手術、鼓室形成手術、喉頭腫瘍摘出術、内視鏡下鼻・副鼻腔手術、耳下腺腫瘍摘出術が増加しています。地域における耳鼻いんこう科での入院施設が限られており、比較的遠隔地からの紹介も引き受けています。殆どの手術は入院翌日に実施しており、手術後1週間ほどで退院となっています。退院後は当院の外来でフォローを行うため、他の医療機関に紹介することはあまりありません。手術関連については、機能の保存を重視して診療を行っています。

婦人科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K877	子宮全摘術	51	2.04	7.67	1.96	49.55
K8881	子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（開腹によるもの）等	46	1.98	7.28	8.7	48.48
K867	子宮頸部（腟部）切除術	44	1.05	1.02	0	38.27
K861	子宮内膜掻爬術	19	0.32	0.32	0	52.05
K879	子宮悪性腫瘍手術	17	1.76	7.65	0	57.53

　平成28年度の婦人科での手術件数は、225症例でした。
　婦人科で１番多い手術は、子宮全摘術であり、良性および悪性腫瘍の患者さんに実施しています。２番目に多い手術は子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（開腹）であり、良性および悪性腫瘍の患者さんに実施しています。３番目に多い手術は子宮頸部（腟部）切除術です。主に子宮頸がん検診などで精密検査が必要と診断された患者さんに実施しています。４番目に多い手術は子宮内膜掻爬術であり、子宮体がん疑いや子宮内膜ポリープの患者さんに実施しています。５番目に多い症例は、子宮悪性腫瘍手術で子宮頚がんや子宮体がんの患者さんに実施しています。
　婦人科疾患は一次施設との共同診療、手術を行っているため、転院率が高くなることもあります。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0461	骨折観血的手術（大腿）等	30	2.57	25.7	66.67	*84.83
K0811	人工骨頭挿入術（股）	28	3.18	26	71.43	*78.71
K0821	人工関節置換術（膝）等	25	2.6	29.24	4	72.08
K0462	骨折観血的手術（前腕）等	17	2.53	10.59	0	59.41
K0483	骨内異物（挿入物を含む。）除去術（下腿）等	17	1	3.76	0	46.82

　平成28年度の整形外科での手術件数は、196症例でした。
　整形外科で多い手術は、骨折観血的手術および人工骨頭挿入術であり、高齢の患者さんが多くなっています。またリウマチ科と連携して、変形関節に対して人工関節置換術も多くなっています。整形外科では、救急外傷や、高齢者・糖尿病・人工透析等の合併症のある患者さんの外傷や傷害に対する手術を中心とした加療を行っています。
　当院では大腿骨近位部骨折の地域連携パスを活用しており、より効果的・効率的なリハビリテーションを提供することを目的に、リハビリテーション提供施設及び職種間の連携強化を図っています。また手術後の継続リハビリとして、他の医療機関へ転院をお願いしているため、整形外科では転院率が高くなっています。
　合併症のある患者さんが多く、入院から手術までの期間が長くなっています。患者さんの状態に合わせて手術を行うため、より安全かつ生活の質を考慮した治療を行っています。

消化器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２センチメートル未満）等	89	0.57	1.29	0	*67.27
K654	内視鏡的消化管止血術	17	2	12.82	17.65	*73.18
K533-2	内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術	13	3.69	10.15	0	66.38
K635	胸水・腹水濾過濃縮再静注法	10	5.8	21.3	10	65.9
K533	食道・胃静脈瘤硬化療法（内視鏡によるもの）（一連として）等	10	2.3	14.5	0	61.4

　平成28年度の消化器内科での手術件数は、181症例でした。
　消化器内科で１番多い手術は、大腸ポリープに対する内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（ＥＭＲ）です。大腸ポリープでは内視鏡的治療に当たってほとんど生検することなく診断・治療を行っています。２番目に多い手術は、消化管出血に対する内視鏡的消化管止血術です。３番目、５番に多い症例は食道静脈瘤に対する手術です。

呼吸器外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5131	胸腔鏡下肺切除術（肺嚢胞手術（楔状部分切除によるもの））等	15	4.4	5.27	6.67	*42.6
K514-23	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超えるもの）等	14	3.21	9.93	0	67.5
K514-21	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除）	14	3	6.93	0	69.21
K5132	胸腔鏡下肺切除術（その他のもの）等	-	-	-	-	-
K513-4	胸腔鏡下肺縫縮術	-	-	-	-	-

　平成28年度の呼吸器外科での手術件数は、95症例でした。
　呼吸器外科で１番多い手術は、気胸の患者さんに対して実施する胸腔鏡下での肺切除手術です。診療報酬では切除範囲によりコードが違う場合がありますので、２番目、３番目に多い手術は胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術であり、早期の肺癌に対しては、胸腔鏡下での手術を行っています。
　肺癌に限らず、他の疾患であっても積極的に胸腔鏡による低侵襲の手術を心がけています。

放射線科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6152	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術）	52	1.33	11.73	0	*77.42
K6153	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他のもの）	-	-	-	-	-
K635	胸水・腹水濾過濃縮再静注法	-	-	-	-	-
K639	急性汎発性腹膜炎手術	-	-	-	-	-
K386	気管切開術	-	-	-	-	-

　放射線科で１番多い手術は、昨年度と同じで肝細胞癌に対する血管塞栓術（選択的動脈化学塞栓術）です。放射線科の手術は血管撮影装置やCTなどで観察しながら体内に挿入されたカテーテルなどを病変部まで進め腫瘍や血管性病変の治療を行うIVR（Interventional Radiology)を実施しています。

小児科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K9131	新生児仮死蘇生術（仮死第１度のもの）等	20	0	41.05	15	0
K9132	新生児仮死蘇生術（仮死第２度のもの）等	11	0	38.91	18.18	0
K6261	リンパ節摘出術（長径３センチメートル未満）	-	-	-	-	-
K384-2	深頸部膿瘍切開術	-	-	-	-	-
K300	鼓膜切開術	-	-	-	-	-

　小児科で多い手術は、新生児仮死に対して新生児仮死蘇生術です。当院は地域周産期母子医療センターに指定されており、早産等のハイリスク分娩の患者さんが多く入院しています。小児科（ＮＩＣＵおよびＧＣＵ）と産科が連携し、分娩後に異常のある新生児に対して迅速に治療を行っています。また他の医療機関で分娩した未熟児の緊急受け入れにも対応しています。

産科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K9062	子宮頸管縫縮術（シロッカー法）	-	-	-	-	-
K8981	帝王切開術（緊急帝王切開）	-	-	-	-	-
K897	頸管裂創縫合術（分娩時）	-	-	-	-	-
K8881	子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（開腹）	-	-	-	-	-
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	-	-	-	-	-

　入院中に分娩した患者さんは人数から除外しており、帝王切開術は反映されていませんが、産科の最も多い手術は帝王切開術（220件）です。当院は宮崎県南西部で唯一の合併症を有するハイリスクの妊娠や分娩の患者さんを取り扱っているため、緊急に手術することが多くなります。小児科医師と常に連絡をとりあい、十分な母体および胎児管理を行い、可能な限り良好な状態で児の娩出を行っています。またriskのある症例は必ず新生児専門の小児科医師が分娩に立ち会い適切な新生児管理を行っています。更に緊急も含めて帝王切開の麻酔は全て麻酔医が担当し、十分な術中管理が行われています。

※入院中に分娩した患者さんは人数から除外しています。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	11	0.2
180010	敗血症	同一	19	0.35
180010	敗血症	異なる	13	0.24
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	29	0.54
180040	手術・処置等の合併症	異なる	-	-

平成28年度 都城医療センター 病院指標

平成28年度都城医療センター病院指標