都城病院
 
 


 毎年恒例の都城病院新年会が先日、近くのホテルのホールを借りて行われました。楽しみにしている年中行事ですが、今年も各病棟や外来などから10チームがステージの上で様々な歌や踊り、出し物を披露してくれました。もちろんみんなが上手にできるわけもありませんが、それがまた面白いところで、日ごろではお目にかかれない仲間の一所懸命の芸に、驚いたりおかしかったり、とても楽しいひと時を過ごしました。
 それにしても、忙しい毎日のはずですが、よく頑張って準備したなと感心します。それに若い人たちのパワーにはびっくりします。それにくらべると、中にまぎれこんだ中年のお兄さん、お姉さんはパワーこそ劣るものの、妙な味があって、その対照がおもしろい。思わず、がんばれっと叫びたくなります。
 今年の最優秀賞は手術部でしたが、映像を撮ってスクリーンで見せてくれました。まんが日本昔ばなしのテーマに乗せて、今年の干支である竜のアニメがまず登場。続いて手術部のスタッフによる劇で、方言丸出し妊婦さんの緊急帝王切開手術という場面を演じました。苦労して無事生まれた子供が巨大な桃太郎、という話で万々歳で幕を閉じました。
 他にも毎年すばらしい踊りを見せてくれるスタッフ、ギター演奏のうまいスタッフなどありましたが、出演はしないけれど実は隠れた才能を持った人たちがもっとたくさんいるはず。みんな忙しいのと、照れるのと両方あるのでしょうが、来年はさらに色んな人の素晴らしい出しものを見たいものです。

 当院の職員は非常勤も入れて400名を越していますが、160名ほども新年会に参加してくれました。よその施設から転勤してきた人たちからよく感心されます。ただ勤務の都合や、重症患者さんへの対応で出られなかったスタッフもありましたが、紙面を借りて、ご苦労さん、ありがとう、とお礼を述べたいと思います。
 今年もみんなのパワーをもらって、元気にやっていけるぞ、という気持になりました。日ごろは忙しい病院ですが、このようにみんなが一つになれる時があるのは素晴らしいことです。昨年の震災をきっかけに、「絆」の大切さをあらためて感じている日々ですが、どんな時にも仲間が一緒にいてくれることの有難さを思います。互いに感謝し、足りない所は補い合いながら、この難しい病院での仕事を乗り越えていきたいものですね。

 私が好きな聖徳太子の憲法第一条は、よく知られているように「和を以て貴しと為し、忤(さから)うことなきを宗と為せ」から始まりますが、「上和らぎ下睦びて」、つまり上のものが和を大切にしたやわらかな心で接し、下のものがともに睦びあってともに事にあたれば、それがおのずから理にかなって、「何事か成らざらん」どんなことでも成らないことがあろうか、と力強く結ばれています。今年にかぎらず、私どものありかたとして大切にしたい教えだと思います。では今年も皆様よろしくお願い致します。

2012.1.15 小柳左門
ー当院は患者様の個人情報を医療提供の目的に利用し、その取り扱いには細心の注意を払っています。ー